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横浜DeNAベイスターズのボールパーク構想

マーケティング

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横浜ベイスターズは2012年にTBSからDeNAに譲渡され、横浜DeNAベイスターズに改名しました。同じ新興オーナーである楽天とは一味違った経営スタイルで、関心をもって見ています。

他球団を上回る観客動員数の伸び

キー局のテレビ中継が少なくなったプロ野球産業ですが、2015年のセ・パ観客動員数は約2,400万人と、この10年間で20%の増加しています。これに対して横浜DeNAベイスターズの観客動員数は、TBS時代と比べて7割の増加の181万人ですから、他球団と比べても好調な客足だと言えるでしょう。

それでも赤字の野球事業

DeNAの2016年3月期の業績見通しによると、横浜DeNAベイスターズの業績は、観客動員数が7割増えてもなお、約15億円の営業損失です。この原因の一つが、横浜スタジアムの使用料が高額であること、物販・広告収入が球団に入らない契約スキームにあります。

この問題を解消するため、横浜DeNAベイスターズは株式会社横浜スタジアムを買収することで合意し、この2015年第4四半期から同社はDeNAの連結対象になるそうです。

株式会社横浜スタジアムは横浜市などが保有する第3セクターです。公営施設の賃料が高いことは、つまり税収が上がることですから良いことですし、保有側から見れば有料企業でしょう。ですから、この買収協議は相当な苦労があったのではと推察します。

コミュニティボールパーク構想

なぜまとまったか。これは私の推測ですが、横浜DeNAベイスターズの提案が相当に横浜市サイドの心を打ったのではないか、と思います。

先日、球団設立5周年を記念して1冊のフォトブックが発売されました。タイトルは『BALLPARK』、球団の言葉を借りれば、「球団創設5周年を迎えるにあたり、魅力的なボールパークとは何かを考える、球団初のメッセージフォトブック」だそうです。

これがDeNAが横浜市に対して示したビジョンでは、と感じずにはいられません。横浜は、みなとみらい地区をはじめ、都市開発に強みと歴史のある「街づくり」の自治体ですから。

私が一番好きな球場はサンフランシスコのAT&Tパーク(写真)。サンフランシスコの海と一体となった球場は、単にスタイリッシュというより、街のシンボルであり、文化の一部になっています。

ハマスタ周辺もそんな施設になればいいですよね。欲をいえば、もう少し海に近いと良いのですが。

 

空気のつくり方

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