少し前にビートルズの初回プレス盤のような希少なアナログ盤を超高値で販売するというWIREDの記事を読みました。
先日、友人から日本もアナログ盤が高いらしいよという話を聞き、なんだか妙に気になってしまって、ディスクユニオンを見に行ってきました。
渋谷のディスクユニオン。何年振りだろう。学生以来なので10年以上来ていないことになります。かつて宇田川町は世界で一番アナログが集まる街と言われましたが、数年前にCISCOが廃業し、レコード屋の数も減りました。
そういえば、なぜユニオンって生き残ってるんだろうか。音楽ソフトの小売りは軒並み厳しく、HMVはローソン傘下に、TOWER RECORDSはDoCoMoに買収され、WAVEは廃業。独立系はほぼ残っていません。
でも、ユニオンは10年前から変わらず、宇田川町の交番横で営業しています。その理由がね、店内を覗いて少しわかりましたよ。単価が高騰してるのです!
スティーリー・ダンの『KATY LIED』が13,990円。
キングクリムゾンの『In the Court of the Crimson King』は43,416円
ビースティ『Body movin'』は1,188円。ヒップホップは余り変わってないのかも。
極めつけ、
『Let It Be』が最高値72,000円。平均しても30,000円ぐらい。
クラブカルチャー全盛期の頃は、アナログレコードといえばDJ向け商品だったのですが、いまは違うんですね。リスナー向けのビジネスに変わったんでしょうね。ユニオンにも中高年のお客さんが入っていましたし。
数年前、すべてデジタルに移行することを決めて、数千枚のレコードを処分したのですが、今日ほど後悔したことはない。トランクルームを借りてでも寝かしておくべきだった。そう強く思いました 笑。