新潮クレストブック20周年とクレストシリーズのベスト20

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良質な海外文学を送りつづけてきた『新潮クレストブック』が20周年だそうです。

新潮クレスト・ブックは海外小説を中心に出版しているブックレーベルです。詳しくは新潮社のサイトを読んでいただくのが良いですが、紹介文を少しだけかいつまんでも、本への愛情がひしひしと伝わってくると思います。

世界のあちこちで日々生まれている新鮮で上質な作品の数々を、内容にまさるとも劣らないブックデザインで読者にお届けしたい

中身はどんなに重量級でも、持ち重りしない軽くてしなやかな本に

本文用紙にはフィンランドの輸入紙を(これはのちに近い風合いをもつ国産紙に変更)、表紙には独特の手触りとしなやかさをもつ新しい特殊紙を採用

シリーズデザインとしての統一部分は本の背表紙と裏表紙だけにし(略)完全に自由なものとしました

ただひとつ心がけているのは、ともかく「よい作品」(と担当者は考えるということですが)を厳選すること

いかがでしょうか。こんな気骨のあるシリーズが20年間に渡って続いたことを喜ばしく思います。

とはいえ、すこし高尚すぎるところもあって、シリーズすべて読破しているほどのファンではないのですが、美しく装丁された本で読む物語は、たまに上質なホテルに宿泊するかのように、心がリフレッシュする体験を得られます。

そんなクレストシリーズのトップ20が発表されましたのでリスト化しました。心が疲れたときのブックリストでお使いください。

 

Title Author
朗読者 ベルンハルト・シュリンク
停電の夜に ジュンパ・ラヒリ
いちばんここに似合う人 ミランダ・ジュライ
ペンギンの憂鬱 アンドレイ・クルコフ
イラクサ アリス・マンロー
パリ左岸のピアノ工房 T・E・カーハート
素数の音楽 マーカス・デュ・ソートイ
冬の犬 アリステア・マクラウド
ソーネチカ リュドミラ・ウリツカヤ
すべての見えない光 アンソニー・ドーア
千年の祈り イーユン・リー
終わりの感覚 ジュリアン・バーンズ
オスカー・ワオの短く凄まじい人生 ジュノ・ディアス
ウォーターランド グレアム・スウィフト
未成年 イアン・マキューアン
屋根裏の仏さま ジュリー・オオツカ
タイガーズ・ワイフ テア・オブレヒト
遁走状態 ブライアン・エヴンソン
あの素晴らしき七年 エトガル・ケレット
四人の交差点 トンミ・キンヌネン