結婚相手にふさわしい女性をセグメンテーションした自信作。
30代になると、男女それぞれで人を見る目が選別されてくるため、とたんに結婚が難しくなる。
一般的に、オトコは足首の締まった顔のいい女が好きなわけだが、こと結婚となると、これ以外に「安心感」「癒し系」「複数のオトコとセックスしてなそう」といった要素が加わり、とたんにスクリーニングが複雑になる。
企業戦略と同じで、婚活においても一番重要なのはマーケットを間違えないことだ。「顔がよいが複数のオトコとセックスしてそう」なオンナがいるマーケットで勝負しても結婚しても良いと思う相手にあたるヒット率が低い。
そこで、ボストンコンサルティンググループが開発した有名なPPM理論を、恋愛市場に適用することで、「結婚」観点から女性をセグメンテーションしたのが次のマトリクスだ。
数多ある人間の属性のなかから、特に結婚において重要と思われる「顔」、そして「自己顕示欲」という2つの要素に絞りきりることで、結婚相手となるヒット率の高い女性がどこにいる可能性が高いか、簡潔明瞭にセグメンテーションした。
このセグメントのうち、最も恋愛市場の流動性が高い銘柄は、「スター」と「問題児」だ。彼女たちは自己顕示欲が高いため、肉食傾向が強く、それゆえ恋愛市場に登場しやすい。しかし、彼女たちは複数のオトコとセックスしている可能性が高いため、「セックスはいいが、結婚はちょっと…」となりがちである。
そう、ぼくらが最も狙うべきセグメントは「金のなる木」なのだ。顔はイイ。そして自己顕示欲が低いため、複数のオトコとセックスしている可能性が低い。上昇志向がなさそうなところも、結婚相手としてはちょうどイイ。まさに適切なセグメントではないだろうか。
問題は、この「金のなる木」は恋愛市場の流動性が著しく低いことだ。彼女たちは、大学時代からのぱっとしない彼氏や、地元の警察官・消防士などと、早く結婚してしまう。コミュニティはクローズドであり、もちろんTinderなんか使わない。
ここに解決すべきマッチングの社会課題がある。このセグメントにどのようにアプローチするか、実行フェーズの問題解決が待たれるところです。
それでは素敵な夜をお過ごしください。