まんだら屋の良太

DMMコミックで漫画を買うようになり、次第に「蔵書」が増え、DMMが潰れたら終わりという具合になっている。なかでも面白かったのが「まんだら屋の良太」という昭和のコミックで、何度読んでも面白く、すでに3周は読んでいる。これは名作。

有名な漫画ではないはず、というよりDMMの無料試し読みで初めて存在を知って、続巻を購入したのだが、コミック数冊を1冊にまとめた合本として売られている。聞いたことが無い出版社が発行していて、昔のコミックの版権を購入したと想像される。なるほど、良いアイデアだなと。紙の書籍と違って製造コストが少ないから、マイナーな版権を買ってきて、電子書籍で流通すれば、ニッチに売れるかも知れない。「ロングテール」なビジネスモデル。これは上手だなと思った。

「まんだら屋の良太」は九鬼谷という九州にある架空の温泉を舞台にしたオムニバス漫画で、性におおらかで、人情と笑いと哀愁に溢れた人間ドラマになっている。書いてもよくわからないですね、とにかく面白いのでお勧めです。おおらかな雰囲気が東南アジアと重なるところがあって、繰り返し読んでしまう。