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クオリティ家電ブームが継続中

マーケティング

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2月に発売された無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」が人気だそうです。ウェブストアでは予約すらできず、実店舗で予約できても入荷は5月だとか。

税込32,000円と決して安くないですが、コーヒー豆を挽くのが面倒になってきた今日この頃としては実にタイムリーで、これは買ってしまいます。

このような単機能、高品質の白物家電が売れ始めてから、もうしばらく経ちます。ダイソンの掃除機、バルミューダの扇風機やトースター、パナソニックの美容家電。ルンバは…またちょっと違うか。

家電量販店も利幅が大きい白物家電を頑張っているみたいですから、クオリティの高い家電の人気はブームじゃなくて、しっかりとした需要に支えられたトレンドなんだと感じました。

価値観を大切に、快適な時間を過ごすことを大切に、ライフスタイルを大切に。こんなトレンドがインナー消費に向かわせるのかな。

 

『騎士団長殺し』 は村上春樹版ギャッツビー

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以下ネタバレを含みます。

騎士団長殺し」読了しました。率直に言って面白かった、おすすめです。ここ最近の作品では、といっても前作から7年振りですが、一番好きかも知れません。

本作は村上ワールドの集大成です。一人称、内省的な主人公、井戸、セックス、不倫、消失と回復、異世界との交流、料理、高級車。初期作品のころのテーマや技法が復活しています。

それからフィッツジェラルドへのオマージュ。免色さんですね。主人公は小田原の山奥に住んでいるのですが、その隣にある豪邸にたった1人で住む免色さんというキャラクターが出てきます。素性も職業もわからないミステリアスな大金持ちです。

そんな免色さんが辺鄙な山奥に1人で住むという謎に主人公が巻き込まれていく…これが本作品のメインプロットなのですが…。

そう、免色さんのモデルは明らかにジェイ・ギャッツビーですし、プロット自体が「グレート・ギャッツビー」のオマージュです。きっといつか村上版ギャッツビーを書きたたかったのかな、それが本作なのかも知れません。

さて、今時点で村上春樹も68歳。前作「1Q84」からのインターバルが7年ですから、このボリュームの長編はあと1作書けるかどうかではないでしょうか。そう考えると、「騎士団長殺し」は小説家のキャリアや自身のルーツを全て詰め込んだ、縁起でもないですが、遺作的な雰囲気すら感じてしまうのです。

『選択の科学』 決める回数を減らして幸せに生きよう

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選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)

 

「決める」ことは本当にエネルギーを使います。ビジネスでも一番重たい仕事は意思決定で、普通の会社では、上にいくほど「決める」ことが仕事になります。

例えば、甲乙つけがたい2案から出店場所を決める、優秀な2人の部下のうちどちらか1人しか昇進させられない、リストラをするかしないか…、スケールは違えど「決める」ことは相当にエネルギーを使います。

この決断のストレスは日常生活にもあって、例えば今日はどんな服を着ていくか、どの靴を履くか、飲み会に参加するか/しないか、私たちの人生は意識するかしないかに関わらず決断の積み重ねです。

本書はそんな「決める」つまり「選択する」という行為をテーマにしています。この研究結果からすると、決めることにストレスを感じる人、決められないことにストレスを感じる人、2種類に分かれるそうです。

前者は儒教系のバックグラウンドがある私達アジア系であり、後者は自己表現を幼いころから育てられてきた欧米系に多いそう。

一見なるほどな感じもしますが、例えば、FacebookのザッカバーグやAppleのスティーブジョブスは(億万長者なのに)毎日同じ服を着ており、その理由は「決める回数を少なくして重要な意思決定に集中したい」からと言われています。

同じように、ちょっと前に流行った「ルーティーン」だって、ゲン担ぎもあるでしょうが、日々同じ行為をして「決める」機会をつくらないところに、心が安定する秘訣がありそうです。

そう考えると、自分が重要ではないと感じる物事を「決める」ことは、誰にとってもストレス以外のなにものでもないのだと思います。日常になるべくルーティーンを組み入れて、自分の好きなことだけ「決める」ことが幸せにつながる気がしますね。

 

2017年に買った本

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買った本・読んだ本をリスト化しようと思います。購入した都度更新します。タイトルにリンクがあるものはレビューを書いています。

こうして見ると、そのときの気分でジャンルが大きく違っていて面白いな。元気なときはビジネス・思索系、疲れているときが物語系ですね。

TitleAuthor
鈴木敏文 孤高 日経ビジネス編
インターネットの次に来るもの ケヴィン・ケリー
運命の25セント シドニィ・シェルダン
IoTとは何か 坂村健
善と悪の経済学 トーマス・セドラチェク
紙のプールで泳ぐ 片岡義男
最後の資本主義 ロバート・B・ライシュ
騎士団長殺し 村上春樹

『紙のプールで泳ぐ』

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先週末は嬉しいことがありました。片岡義男の『紙のプールで泳ぐ』の単行本を古本屋で発見したのです!もちろん購入しました。1985年に790円で発売されたようですが、それから30年経過し、840円に値上がりしてました。

紙のプールで泳ぐ』は1980年代にポパイで連載していた片岡義男のコラムを書籍化したもの、だそうです。私はこのアメリカに憧れていた時代の雑誌や書籍が好きで、あるとき文庫本で購入したのですが、まあこれが良くて。

30本のエッセイが収録されていますが、一番好きなのは、やはり表題「紙のプールで泳ぐ」ですね。

「紙のプール」とはデイヴィット・ホックニーの『Paper Pools』という画集のことです。80年代はプールをテーマにした絵画や写真が多く、なんでだろう都市の象徴だからでしょうか、日本のイラストレーションでも「海とプール」が題材の絵をよく見ます。

ホックニーの「Paper Pools」はそんなテーマを踏襲したのか、それとも皮肉ったのか、背景はわかりませんが、ビジュアルとしてインパクトがあって素敵なことは確かです。ホックニーは今も存命で新しい作品を公開しています。が、やはり「紙のプール」が一番好きかな。

さて、この『紙のプールで泳ぐ』の単行本は、絵や写真集を紹介しているのに、ビジュアルがいっさいないので、まったく雰囲気が伝わりません。楽しむだけであれば文庫の方が良いですね。悲しいかな中古はAmazonで1円にて発売中です。

ホックニーの『Paper Pools』はさすがに高くハードカバーは3万円ぐらいします。