続・株式投資

株式投資の続き

 

日本株だけで良いとは思っていなくて、米株も買っている。こちらはインデックスETFの積立。個別銘柄の評価が出来ないし、情報収集のハードルも高い。ただでさえ為替のリスクを取っているので、個別企業のリスクを取らなくてもよかろう、というのが理由の一つ。もう一つはバンガードのような手数料率が極めて低い素晴らしい金融商品があるから。日本のクソみたいな投信を見ると、金融産業の歴史というか、規模というか、差を感じますね。

毎週ドルを定期購入し、ドル建で米国ETFを積立。この円安、米株安で迷ったが、長期長期と言い聞かせ、増やしも減らしもせず、淡々と購入を続けている。配当は全額再投資。日本株のほうが利率は良いが、ボラティリティも高いのだが、米株というよりドルを買っているつもり。ドルを買っているというより、日本円以外を持っておこうという気持ちが強い。

日本の金融政策は世界の最先端を進んでおり、資本主義の極北だなと感じる。アメリカでもヨーロッパでもなく、まして中国でなく、日本の中銀政策が世界の先端にいる。良い悪いではなく、それは終わるまでわからないので、事実として歴史上例がない特殊な事例。

日本のコントロールが悪いと思っていない。上から目線だけど、良くやっているなと思う。心底思う。麻雀でいえば、降りないように必死にうまく回しながら手を組み替えている感じだな、と思っている。金融政策で構造改革はできない。高齢化が進み、自立できずに寄りかかる地方を、寄りかかっている認識すらないと思うが、痛みの伴う構造改革を割け、社会不安を避け、少しでも安定的にソフトランディングを図る。そんな感じで、そりゃあ本質的ではないけれど、まあ現実的な判断だよねと思う。少なくともホームレスに溢れるサンフランシスコよりも私は東京に住んでいたい。

しかしリスクではある。ロープから誤って落ちてしまうことはあって、そう考えると日本円だけの資産は心もとなく、一定の外貨は持っておくべきだと思う。今後もそうしていくつもり。